サステナブルな社会

環境問題にかかわる制約条件をクリアし、豊かな国をつくるためには、企業や機関の組織を変革し、新しい社会に向かうためのリーダーが必要である。しかし、それだけでは十分とは言えないと考えている。

私が考えるサステナブルな社会とは、変革に必要なリーダーはいずれその役割を終え、全員とは言わないまでも、ある程度の割合を占める人々が自分の頭でものづくりを考えて行動する社会である。物欲をあおる商品や市場に左右されず、自分の住む地域のサステナビリティーを考えて行動する高度な見識を持つ市民が主流となる社会である。時間やお金を多少は犠牲にしてでも、個人個人が趣味を広げ、高度に感性を競い合う社会である。私は、日本は一部の人間が全体を動かすかたちよりも、大勢の日本人が高度なものづくりを行い、趣味や芸術的センスを高め、文化を築き上げていく方がなじむのではないかと勝手に思っている。

そのような社会へ前進するためには、環境経営や環境政策のリーダー養成を進めるだけでなく、日本人ひとりひとりが多くの趣味を深めることが大事なのかもしれない。10年後に多くの趣味を持つためには、早速、新しいことを始めた方がよさそうだ。

平成18年9月1日
古川 柳蔵

このページの最終更新日:2006年09月03日

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