日本の良さ3<環境制約に強い生き方>

<環境制約に強い生き方>

経済産業省中部経済産業局が実施した「グレーター・ナゴヤの魅力発信方策に関する調査」の報告書には、名古屋地域の特徴を現すナゴヤDNAとも呼ぶべきものには、「こつこつ」、「メリハリ」、「もったいない」の3つがあると書かれてある。「こつこつ」物事に取り組む人、常に贅沢をするのではなく、物事には「メリハリ」をつけて、時々贅沢をして楽しむ人、無駄なことを見つけると「もったいない」と思う人、「もったいない」と思うのがいやなので物を大事する人、これらの3つをあわせ持つ人々が名古屋地域に住んでいるというのである。

このような性格を持った人々は、環境制約が悪化しても影響を受けにくい。たとえ、環境制約を受けてものづくりの仕事が減少しても、こつこつ仕事に取り組む人には、一夜にして到達できない職人芸や技が見につくので、簡単には職を失うことはない。エネルギー・資源が不足しても、メリハリをつけて使用すれば大きな省エネ・省資源が実現できる。もったいないからエネルギー・資源の無駄は絶対にしない。このような姿勢の働き手がいる企業は環境制約が厳しくなっても競争力を持つことになる。このような生き方は、日本の良さの一つであろう。他の地域には、このように環境制約に強い生き方やライフスタイルには、どのようなものがあるのだろうか。名古屋地域だけでなく、他の地域についても明らかにしたいものだ。

一方、海外において、この3つの言葉のように、環境制約に強い生き方はあるのだろうか。少なくとも、近年、日本に輸入された言葉の中で、環境制約に強い生き方を表すものに出会ったことがない。

平成21年6月22日
古川 柳蔵

このページの最終更新日:2009年06月30日

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