日本の良さ4<魚>
<魚>
魚介類がおいしいのは日本である。私の経験から確信していることである。出張する度に、現地の名産や日本料理にも挑戦してきたが、今まで、日本以上に魚介類がおいしいと思ったことが一度もない。
カナダへ行った時に、サーモンを食べたが、身が大きすぎて、日本の塩鮭に慣れている私の舌には合わなかった。スウェーデンでは、にしんを食べたが、少し脂っこい。フィンランドでは、思い切って刺身を食べた。タイでは、川魚を食べた。イギリスではフィッシュ・アンド・チップスを食べた。サンフランシスコでも魚介類を食べた。ベルギーではムール貝を食べた。これでもか、これでもかと、食べ歩いたが、いずれも自分の舌を満足させる魚介類には出会うことができなかった。
「仙台は、魚がうまい。」友人にこの話をすると、え、牛タンじゃないの、という反応をする。世の中の人は如何に大勢の人が語る噂に乗せられて生きているかということであろう。おいしいのは牛タンだけではない。友人が仙台を訪れた時には、おいしい魚をご馳走することにしている。みんな驚いて帰っていく。
将来、日本において食材が十分確保できない状況になると仮定すると、どのような食生活になるのだろうか。農水省が公表している輸入が途絶えた時の2020kcalをまかなうための食材例を見ると、ほとんどが朝昼晩にイモ類、魚は夕食に一切れというメニューになる。食肉は9日に1食である。味噌汁は2日に1杯である。この食事のメニューの絵を見ると、魚がうまそうに見えない。日本の中では気がつかないのかもしれないが、魚介類は間違いなく日本が一番である。日本が得意とする「おいしい魚介類の確保」こそ、環境制約が厳しくなる日本において努力すべきところであろう。
平成21年6月30日
古川 柳蔵
このページの最終更新日:2009年06月30日

