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エコハウスプロジェクトの背景

家庭で発電・蓄電、無駄のないエネルギー利用

 この度、本研究科より申請した「微弱エネルギー蓄電型エコハウスに関する省エネ技術開発」プロジェクト(研究代表者:東北大学大学院環境科学研究科田路和幸教授)が平成20年度環境省地球温暖化対策技術開発事業として採択され、平成20年から3 年計画でプロジェクトが開始されました(環境省エコハウスプロジェクトと呼んでいます)。

 家庭で利用されていなかった微弱エネルギーを回収・発電し、これらの低電力発電エネルギーをリチウムイオン電池に蓄電する技術やシステムを開発するプロジェクトです。交流電流を直流電流に変換する時に生じるエネルギー損失を削減するために、太陽光発電・風力発電等の新エネルギーを導入したシステムの技術開発を行います。最終年度までに東北大学が民間企業と連携して設置・運営するエコラボにて実証し、家庭部門における省エネの最適化実現に資することを目的としています。

 自然エネルギーの電力としての利用が謳われていますが、自然エネルギーは不安定なエネルギーであり、国の社会基盤としての利用が困難であったため、蓄電池の活用が広く議論されています。一方、従来の蓄電池は短寿命であり、電力の保持能力が低く、充電と放電を頻繁に繰り返す家庭での蓄電には不向きであり、この欠点を補う安全な大容量リチウムイオン電池と効率的な利用システムが望まれていました。

 家の中に小型風力発電機、小型水力発電機、エアロバイクによる発電機を設置し、これらで発電した微弱なエネルギーをリチウムイオン電池に蓄電し、家庭の使用電力量の10%を削減する目標を設定しています。