エコハウスプロジェクト開始

 東北大学大学院環境科学研究科は今年度から、家庭内で微弱エネルギー発電を行い、蓄電して再利用するエコハウスの実証試験を始めます。環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」の一つとして、3年間の研究助成が採択されました。

 エコハウスは、水道の給水や風呂の排水の勢いを使う小型水力発電装置や、自転車型トレーニングマシンを利用する機械式発電装置などを設置し、生み出される微弱な電気を集めて有効活用することで、家庭内使用電力の1割程度をまかなうことを目標としています。

 従来は、こうした微弱な電気を蓄電することが困難でしたが、NECトーキンが開発した長寿命の新型リチウムイオン蓄電池によって、実証試験のめどが立ちました。エコハウスシステムでは、蓄電池が最も高価ですが、この蓄電池は主要な素材に安価なマンガンを使い、現実的な価格に抑えられる見通しです。

 現在の太陽光発電や燃料電池も、家庭内蓄電が困難なことが普及の上で障害となっていますが、エコハウスシステムは、微弱エネルギー発電だけではなく、こうした既存の太陽光発電などを組み込むこともできます。夜間の安価な電気を蓄電することも可能で、省エネ促進を期待しています。

 実証試験では、青葉山キャンパスに新築する木造2階建て研究棟に、各種の小型発電装置や蓄電池を設置する計画です。1階には、エコハウスの概要や試験成果を紹介する公開コーナーを設ける一方、微弱エネルギー発電や家庭内のCO2削減のアイディアについて、市民から広く意見を集め、環境保護と省エネに対する問題意識を啓発したいと考えています。応募された魅力的なアイディアにつきましては、WEBでそのアイディアを公開し、アイディア実現に向けた技術開発を検討し、大学、企業、公的研究機関等で実施する計画です。

詳しくはこちら

このページの最終更新日:2010年11月01日

↑ページ先頭へ